7月11日、zepp難波で開催されたエレファントカシマシのライブ・フィルムの上映会を観に行ってきた。
1988年9月10日に開催された渋谷公会堂ライヴ。
これは伝説のライブと呼ばれているらしい。
らしい・・・というのは、ごく最近エレカシファンになったばかりの私は、web情報でチラっと知った程度なんですよね。
とにかくエレカシのことは何でも知りたいという思いでチケットを予約購入し、いざzepp難波へ。
動と静のライブ
初めてのzepp難波。
大国町駅で降りても何の看板もない。
途中でコンビニで聞いたりして到着。
迷うほどのこともない、分かりやすい道でした・・・。
ン?なんか思ってたより女の人が多い?
というのが最初の印象。
先日行った30周年ツアーもそうだったけど、若干、女の人が多かったように感じた。
で、今日の上映会は回りにほとんど男の人は見かけなかった。
ちょっと意外だった。
「デーデ」でデビューしてわずか半年後の渋谷公会堂ライブ。
どこが伝説なんだ?
ドキドキ。
・・・始まった!
ど迫力の音量。
いきなり胸に「ドド~ン」と響いてきた。
無機質でむき出し。ほぼ何の装飾も施されていないように見えた舞台。
その舞台に文句を言いながら出てきた宮本さん。
「思いきり尖ってるやん!」
そしてなぜか客席の照明はついたまま。
何で?これって演出?
意味が分からなかった。
歌い始めても観客は拍手もしなければ、こぶしを挙げる人もいない。
モチロン立ち上がることもしない。
歓声もほとんどなかったように感じた。
観客はほとんど静観状態。
すごく異様な感じがした。
舞台の宮本さんが「動」
観客は「静」
威圧的で暴力的にも思えた、圧倒的な宮本さんのパフォーマンスとメンバーの力強い演奏。
何かに対して怒りをぶつけているようにも見えた。
これがエレカシの原点なのか。
・・・と衝撃と感動が入り混じった複雑な感情が生まれた。
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やさぐれ
「やさぐれ」
の4文字が私の頭をかすんだ。
まさに「やさぐれ」た宮本さん。
この歌い方とメロディ、どっかで見たことあるような気がした。
そうだ、「RCサクセション」だ。
そういえば何かで彼の好きなバンドに「RCサクセション」
って書いていたのをみたことがあったっけ。
なるほど、そっか~。
ほぼ現在のエレカシしか知らなかった私にとってそれは衝撃的だった。
デビュー当時の彼はこんなだったんだ~。
うまく言えないけど、今と重なる部分もあり、全然違う部分もあるような気がした。
体の動きはフラフラしてて、やる気なさそうにも見えるのに、体全体で声を出してる感じ。
実にパワフル!
渾身の力を振り絞って歌ってる宮本さん。
これは今も変わらない。
いいなぁ、好きやなぁ。
タイムマシーンで30年前のライブに参戦している気持ちになった。
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アンコールも「決まっていたから出てきてやった」
という感じで常に上目線?
終わってもロクに客席に挨拶もせず、サァ~と舞台からはける。
これって見る人が見たら感じ悪~と思うでしょうけど、私はなんだか反対に「何イキがってるん!でもカワイイ~」と思ってしまった。
ファンになった故の感情なのか?
もう、やんちゃすぎる!
でも、先日見た30周年ツアーの時と印象がずいぶん違って見える。
デビュー当時がどんなに尖ってたのか、おのずと分かってしまう。
にしても、ずっと気になってたのが、宮本さんの衣装。
黒のパンツに黒の長シャツ。
この感じは昔からそうなんや。
はだけた感じで、ゆるっとしたサイズ感がすっごいどストライク!
カッコイイ!
さらに、
ウエスト、細っ!
あと、靴が何回も脱げてた。
というか、脱いでた?
靴脱いで、足首がグネりそうになりながら歌ってる姿を見て、思わず、「足!足!大丈夫~!?」と笑いそうになった。
ほとんど全ての曲が攻撃的に感じたのに、最後のほうに歌っていた「やさしさ」って曲。
なんかホッとするっていうか、しみじみと聴けたって言うか。
感動。
いい曲だわ。
ああ~これが伝説のライブか。
異様な空気感漂う、威圧的なライブ。
確かに伝説だ。
一時も宮本さんから目が離せなかった。
溢れ出る「パワー」をもらった。
会場でもらったチラシ♪
〔演奏曲〕
おはよう こんにちは
浮き草
デーデ
星の砂
夢の中で
ゴクロウサン
ふわふわ
習わぬ経を読む男
ああ流浪の民よ
ポリスター
やさしさ
花男
〔アンコール曲〕
ファイティングマン
待つ男
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