1月12日(金)、NHKニュースウォッチでエレファントカシマシの特集が放映されました。
宮本さんとNHKの有馬キャスターの対談、そして、まさかの懐かしい映像なども流れました。
有馬さんがエレカシの昔からのファンだと分かったこの対談。
わずか10分ほどでしたが、すごく充実して、濃い内容でした。
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エレカシ宮本「戦う男」が歩んだ30年を語る
デビュー30年で紅白初出場を果たしたエレファントカシマシ。
エレカシ宮本さんがデビュー当時から現在までの心の変化、これからのことなどをNHK有馬キャスターとの対談で熱く語りました。
#エレファントカシマシ #宮本浩次 さん のインタビュー!放送前にちょっとだけお見せします。(昨日から楽しみにしていただいた皆様、お待たせいたしました!)
きょう放送です。 #エレカシ
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— ニュースウオッチ9 (@nhk_nw9) 2018年1月12日
ファン歴浅い私にとって、とても興味深い内容だったこともあり、対談内容を文字で起こしてみました。※~は有馬さんのナレーションです。
~僕が「ずっと、ずっと、ずっと」話を聞いてみたかった、この人です!~
対談相手の宮本さんをこう紹介された、NHKキャスターの有馬さん。
「ずっと」が3回。この時点で有馬さんがエレカシのファンであるとうっすら分かってしまいました^^
有馬さんは宮本さんと同世代で、エレカシの歌を20代からずっ~と聞いて来た同志という感じで、エレカシが50代で紅白の舞台に立った時は自分のことのように興奮したんですよねと冒頭でコメントされています。
~宮本さんが乗り越えてきた葛藤の日々について聞いてきました。
有馬さん「紅白は良かったです!すごく丁寧に誠実に歌われている感じが伝わってきて、涙腺切れました。」
宮本さん「本当に最高に楽しい最高のお祭りに参加しているという、緊張感と喜びと全部がそこにあって。最大の音楽祭に呼んでもらった自分たちっていうのは、代表曲で呼ばれて一番、これを真ん中のこのメッセージを正々堂々と真正面から歌うってことが僕らの今やることだと・・。」
~笑顔をまじえて話すんですが、実は若い頃はこんな感じじゃなかったんです。~
(「ファイティングマン」1988年の映像が流れる~)
~30年前、デビュー当時のライブの映像です。よく見て下さい。みんな座ってるんです。ロックのライブですよ。曲に集中して欲しいんで、座って聞けよ!と強制したんです。表情がこうなんです。目を見開いて、叫んで、聞く人を圧倒するんです。そして激しすぎる歌詞。~
(「奴隷天国」1993年の映像が流れる)
~挑発するような言葉が並びます。~
桑田キャスター「怖いくらい・・・ですね・・・(少々引き気味?)」
~でも、尖った姿勢はコアなファン以外にはなかなか受け入れられませんでした。
デビューから6年で契約を打ち切られてしまいます。~
有馬さん「かつては『立つんじゃないよオラ!座れよ!と。拍手してんじゃねーよ !聞けよ!』そう言って届けようとした20代があったじゃないですか。」
宮本さん「昔はもしかすると100人いたら100人の人全員を説得しようというふうに思って歌ってたと思うんですね 。でも100 人いたら30%の人は真剣かもしれないけど30%くらいの人は普通で、30%くらいの人は次おうち帰って何食べようかって、実際時計見ながら見てる人もいますし、色んな人がいることを受け入れざるを得なくなってきたっていうことがあって。」
~その後宮本さんは聞き手と向き合う姿勢を大きく変えるんです。
自分の気持ちをぶつけるだけではだめだと気づいたんですね。~
宮本さん「本音だけじゃやっぱり届かないですね。実は確かなものっていうのは みんな探りながら、これが確かなものかなって言ってるふうに僕には思えきてて、そこで例えば、どうせ死ぬんだから何だって一緒。そんな事言ったってみんなそんなのしらけちゃって、現実を目の前に突きつけただけでは届かないということを学びました。」
宮本さん「ずいぶん変わりました。歌い方も変わりました。
例えば10代20代は全力で 叫び続けるコンサートだった 。
今はそっと歌ったり・・・」
~そして生まれた曲~
(「悲しみの果て」1996年の映像が流れる)
~ヒット曲悲しみの果てです。
苦しい時でも前を向こうと歌いました。~
(「俺たちの明日」2007年の映像が流れる)
~歌詞も変わりました。
多くの人に届くシンプルな言葉で歌います。~
有馬さん「まっすぐな言葉が多くなってるような印象を受けるんですね。
行こうぜ、頑張ろうぜ、勝とうぜ、自由に行こうぜ。すごくまっすぐな表現になってきてるんですよ。これはやっぱりそのほうが届くってことですか?」
宮本さん「100%自分を分かってもらおうと思ってもそんなものありえないし、むしろ、でもワンセンテンスでも届いて、会場にある間は少なくとも楽しいって思って欲しいって歌うんですよ。」
~宮本さんが話す時のアクション。これも自分の気持ちをなんとか伝えたいという思いの表れだったんです。~
宮本さん「コミュニケーションを取るのはもともと僕は上手じゃない。なかなか会話が成立しないということもありますし、ようやく音楽を通じて、バンドの30年を通じて音楽だったら少しだけ届け方が コンサートにおいてとか分かってきたんだと思うんですよね。」
(「ガストロンジャー」2018年新春ライブの映像が流れる)
~そのメッセージは多くの人に届いています。~
(「RESTART」2018年新春ライブの映像が流れる)
~51歳で紅白歌合戦に出場し、大きな節目を超えた宮本さん。
最後に聞きました。~
有馬さん「これから どんな50代を送ろうとしているんですか?」
宮本さん「意外に若いですよね、50代って。51歳で紅白歌合戦にも出られたし、40歳になった時より30歳になった時の自分よりも51歳になった自分っていうのはもっとクールに自分の人生も俯瞰できてますし、何かすごく、新しい自分というものを一歩大げさじゃなくて踏み出せてると今は思っています。60歳になったら60歳のスタートがあると強く思ってるんですけど、どうですか?」
=ここで対談は終了します。=
有馬さん「勇気づけられますよね、まさに僕はこんな感じで宮本さんの歌にず~っと勇気づけられてきた、刺激を受けてきたんです。実を言うとちょっと複雑な気持ちもあって、反骨剥き出しの無頼派だった宮本さんがまっすぐな応援ソングを歌うってこれ、丸くなったなぁっていうちょっとなんか寂しい思いもあるんですよ。ただ話を聞くとそれは、いかに多くの人に届けるか、それを考えて、試行錯誤した結果の変化だということが分かったんですね。同じ届け手として、歌とニュースは違いますけど、でも、そのプロ意識にまたまた刺激を受けました!」という言葉で締め括られました。
桑子キャスター「今日は有馬さん、大きなジェスチャーだと感じました!」
60歳になったら60歳のスタートがある
対談の中での宮本さんのこの言葉にはとても感銘を受けました。
年齢を重ねても、後ろを振り返らず、前だけ見て進むという、宮本さんのまっすぐで熱い姿勢が本当に大好きです!
また有馬さんの「反骨剥き出しの無頼派だった宮本さんが丸くなったなぁとちょっと寂しい思いもある」というコメントは昔からのファンの気持ちを、まっすぐに代弁されてるような気がして気持ちよかったです。(私は最近ファンになったばかりなので、あくまでも憶測です。)
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NHKの有馬さんはエレカシのガチファンだった!
NHKの有馬キャスター、エレカシのガチファンでしたね~。
「反骨剥き出しの無頼派だった宮本さん」この言葉からもずっとエレカシを見てた人なんだと分かるし、なんと言っても、冒頭で宮本さんを紹介する時とか、対談中もずっとたまらなく笑顔で、画面から宮本さんに対する熱い想いが溢れてました。
紅白見て涙腺切れたともおっしゃってましたよね。
#エレファントカシマシ #宮本浩次 さん。有馬キャスターが今、いちばん話を聞きたい人なんです。有馬さんが52歳、宮本さんは51歳と同世代。年末の #紅白 、デビュー当初の苦闘、そしてこれからの事。たっぷりと語り合いました。きょう放送です #エレカシ #有馬嘉男 #nw9 #nhk pic.twitter.com/5QgwkwU4u5
— ニュースウオッチ9 (@nhk_nw9) 2018年1月11日
え~っと、宮本さんが51歳で、有馬さんが52歳?
宮本さん、若すぎる!
有馬さんもとてもお優しそうで、人柄の良さが顔に出ている、ステキな方です^^
有馬さんの最後のまっすぐで正直なコメントが心に響きました。
ファン目線でここまで正直に思いを語っていいのかと思ったほどでした。
でも、なんと言っても、有馬さんの「エレカシ好き!」「宮本さん好き!」という気持ちが画面からひしひしと伝わってきて、すごく嬉しかったし、気持ちよかったです。
インタビューを見て思うこと
放映時間は10分ほどでしたが、すごく充実した内容でした。
VTRの構成も流れよくまとまってた気がするし、宮本さんと有馬さんの熱い思いがコチラ側にも伝わってきました。
短い間ながらの貴重映像もあり、まさかの「奴隷天国」が流れた時は感動で胸がいっぱいになりました。
しかも字幕付き!
他にも「ファイティングマン」「悲しみの果て」「俺たちの明日」「ガストロンジャー」「RESTART」と凄かった!
これって有馬さんの選曲なのかな?
ただ、話の途中で切れた部分が数回あったので、かなりカットされてる感がしたのは残念でした。
できたらノーカットで見たかった~!
宮本さんのいつもの手振りを交えての熱い話ぶりは相変わらずまっすぐで感動するし、最後に有馬さんが宮本さんの手振りが移ってた?ようなところが見ていて本当に嬉しかったです💖
2018年新春ライブの映像も流れたので「ウッワ~!」
NHKのカメラが潜入してたという噂は本当だったんですね。
NHKさん、年末年始にかけて素晴らしいエレカシの映像をたくさん流してくださり、ありがとうございました。
またぜひ、お願いします!^^
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コメント
こんばんは。私も観ました! NHKは、こういうのホントうまいですよね。10分でしたが 客電とか下北とか映像的にもやってくれますね! 都内のスタジオといってましたけど 有馬さんのTwitter写ってるのは 宮本さん所有の茶器なのでしょうか・・・それにしても相変わらず可愛い宮本さんをまたテレビで見られて幸せでした。
こんばんわ!
コメントありがとうございます。
10分という短い時間でしたけど、中身がギュ~っと詰まってましたよね。
おぉ~!茶器!?そこまではチェックしてませんでした。
さすがです!^^
ホントに宮本さんの笑顔には癒されますね~^^